おはようございます。
子育て心理学
インストラクター&カウンセラー
十勝の鈴森あかりです。
食べ物の
好き嫌いは
どの程度認める?
何でも嫌がらずに、パクパク食べるお子さんって、傍から見ていると、素晴らしく見えますね。
できれば、我が子も、好き嫌いせずに何でも食べて欲しい!!
と、多くのお母さんは思う事でしょう。
バランスの取れた栄養を摂って欲しいという思いや、せっかく作ったのだから、残さず食べて欲しい、作り手の気持ちもあります。
しかし、もしかすると
好き嫌いをせずに何でも食べる子
=
前向きに最後もまでしっかり取り組める子
こんなイメージになっていませんか?
我が子が、「あれもイヤ」、「これもイヤ」と、残す姿に、自分が、がっかりしてしまいます。
嫌いな物を無理強いしては、いけないとは、聞きますが、
簡単に残す姿は、ただの我侭にも見え、迷う所ではありあますね。
今日は、食べ物の好き嫌いをどの程度認めるか、二つの観点からお話していきます。
■味覚は広がる
味覚は、年齢や経験と共に広がっていくものです。
赤ちゃんは、もともと酸っぱいものや苦いものは苦手です。
それは、毒であったり、腐っているものが、そのような味がするからです。
動物の本能として、受付ないようにできているのです。
しかし、酸っぱくても、苦くても、大丈夫!と言う経験と、味覚の慣れから、やがて、酸っぱくても、苦くても、食べる事ができるようになります。
小さい時に、色々な味に親しむ事により、味覚がどんどん広がり、「美味しい」と感じて食べる事ができるようになるのです。
この経験が少ないと、やはり、食べられない物が増えてしまうでしょう。
ですから、好き嫌いを無くす為に、色々な味を提供したり、残してしまった食材も手を替え、品を替え口に運ぶように仕向けるのは、理にかなって大切な事です。
とは、言え、嫌いな物を食べさせるのは、そんな簡単な事ではありません。
子どもへの強い働きかけが、大切である時もあります。
■味覚の敏感さも大事にして
食べ物の好き嫌いは、単純に子どもの努力不足とか、我侭さとか、そのような事だけで、片付く事でもないのです。
物が豊富で贅沢だから、食べないんだ!!
まぁ、
確かに戦時中なら、生存に関わる程の飢え状態・・・・、口に入るもの、何でも食べた・・・・かもしれません。
しかし、今は、そのような飢餓状態でもありません。
私だって、生死が関わる状態なら、食用ミミズだって食べられますが、どんなに美味しいと言われても、今は、ミミズは食べたくありません。
それは、想像や感触、味、全部合わさった感覚の部分で受け付けないからです。
しかし、これが、形が変わって、食用ミミズだとわからなければ、食べるかもしれませんね。
感覚というのは、本当に微妙で、
本人にしかわからない部分です。
生まれ持って感覚が敏感なお子さんが、います。
「食」は、栄養補給ばかりではなく、心を満たすものです。
自分の中で受け付けない物を無理強いされる事によって、吐いてしまったり、食べる事が恐怖と感じるであれば、意味がないのです。
ですから、食べられない物を強要する訳にはいきません。
■好き、嫌いを何処まで認めるのか
「栄養」は、一つの食材に拘らなくても、他の食材から十分に摂る事ができます。
食べ物を残したからと言って、困る事は何もないのです。
しかし、好き嫌いが激しく、人と食事が摂れなかったり、相手が不快と感じる程の残し物は、社会に出た時に不利な一面がある事も否めません。
小さいうちに好き嫌いを無くしたい!と考える親心も、最もな所です。
ですから、このように考えてはどうでしょうか?
食べさせる、食べさせないの基準は、
「ちょっと、背中を押せば、食べられるかどうか」
人は、楽な方に流れていく性質があります。
大人は、目的や理由がはっきりしているので、流れずに止まる力があります。子どもは、目的や理由を持つ事が難しく、簡単に流されてしまう傾向があります。
「食べなくて良い!」のなら、食べる努力はしない事でしょう。
ですから、
「嫌いなら、食べなくても良い」のではなく、
「嫌いなら、どこまでがんばれるか。」を、本人が決めるのです。
食べると言っても、色々な方法があります。
- 舌にのせるだけ
- 口に含むだけ
- 一口だけ
- 半分だけ
どの方法でも、味覚を広げる意味では役に立つものです。
少しでも口に含む事により、
- 匂い
- 舌触り
- 素材の味
- 料理の味
の何が嫌なのか自分で把握できるようになります。
自分の苦手がわかっている事も大切だと思います。
食べる目的や意義がわかると、「食べてみよう」と言う気持ちに向かう事もありますから、知識は、しっかりと伝えていきたい所です。
今は、アレルギーで、食べ物を残さざる終えないお子さんもたくさんいます。健康目的で、出された食べ物をあえて残す大人だっていますし、残し物に目くじらを立てる時代ではなくなりました。
ですから、「食べる食べない」ではなく「食べられない」時は、
どのように残すのか残し方や、残した時のマナーが大事になってくるのかもしれませんね。
■食べ物の「好き嫌い」どの程度認める?
ちょっと背中を押せば食べられそうかどうか
嫌いな物をどこまでならがんばれるか、背中を押して見て下さい
- 舌にのせるだけ
- 口に含むだけ
- 一口だけ
- 半分だけ
食べ物や栄養についての知識を学ぶ、
食べ物の何が苦手か把握する
どちらも、将来「食べる」という事に繋がる可能性があります。
「食べられない」とわかったものは、どのように残すかマナーを身につける。
「食べられない」事に、こだわり過ぎる必要は、ありません。それよりも、残す時のマナーを身につけた方が役に立つ事でしょう。
食事に対する親の考えを、一度フラットにして向き合う事も大切ですよね!
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